シャワーから帰ってくると、僕のルームメイトはいつものように机に向かっていた。
「ジェフー、ジェフってばー」
返事はもちろんない。知ってる。機械いじりをしてるときのジェフは他のことが一切頭に入ってないから。(今日はなにやら拳銃のようなものだ。先生たちに見つからないようまた隠さなきゃ。)
隣に座って、僕はその横顔をじいっと見つめる。整ったりんかく。きっと結ばれた口。通った鼻筋。メガネがあって、その奥の涼しげな瞳。長いまつげ。
はああ、ため息が出ちゃう。やっぱりジェフはかっこいい。
さて、そんな彼のためにできることといえば、眠気覚ましのコーヒーを淹れてくること。
「コーヒーのお砂糖、1杯でいい?」
やっぱり返事はない。でもこれが好みだってことも、翌朝には空になってるってことも知ってる。だから僕はそのまま席を立つ。
ドアを開けたところで、なんとなく振り返った。もちろん僕はこの距離が好きだけど、もう少し君の頭に入り込めないかな。
両手で銃を作って、
「バンッ」
僕をまったく見てくれない彼を、狙い撃ち。
----------
ジェフトニへのお題は
【俺の世界の中心はお前だ / 目覚めの君にキスをする / キューピッドの拳銃】
です。
http://shindanmaker.com/276233
書けそうだったのが最後のやつだったのでそれを。
「ジェフー、ジェフってばー」
返事はもちろんない。知ってる。機械いじりをしてるときのジェフは他のことが一切頭に入ってないから。(今日はなにやら拳銃のようなものだ。先生たちに見つからないようまた隠さなきゃ。)
隣に座って、僕はその横顔をじいっと見つめる。整ったりんかく。きっと結ばれた口。通った鼻筋。メガネがあって、その奥の涼しげな瞳。長いまつげ。
はああ、ため息が出ちゃう。やっぱりジェフはかっこいい。
さて、そんな彼のためにできることといえば、眠気覚ましのコーヒーを淹れてくること。
「コーヒーのお砂糖、1杯でいい?」
やっぱり返事はない。でもこれが好みだってことも、翌朝には空になってるってことも知ってる。だから僕はそのまま席を立つ。
ドアを開けたところで、なんとなく振り返った。もちろん僕はこの距離が好きだけど、もう少し君の頭に入り込めないかな。
両手で銃を作って、
「バンッ」
僕をまったく見てくれない彼を、狙い撃ち。
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